分配算とは…
ある数量をいくつかに分ける(分配する)ときに、分ける前の総量や、分けた後のそれぞれの和や差 または割合(比)などから、総量やそれぞれに分けた量を求める問題を分配算という。
分配算の解き方
割合を伴わず和や差に基づいて分配する場合には、和差算の考え方と基本的に同じでよい。 また、割合(比)に基づいて分配する場合には、倍数算の考え方と基本的に同じでよい。 いずれの場合においても、線分図などで和や差や割合(比)の関係を明確にして整理することが重要である。
①分配時の差が数量で指示されている場合
基準としている数量に対して多いまたは少ない部分に着目して、基準にそろえる。
多い部分・・・差を引く
少ない部分・・・差を足す
基準としている数量が何個で総量±調整量となるか整理することで、基準としている数量を求める。
②分配時の差が割合で指示されている場合
基準としている数量の何倍が総量となるか整理することで、基準としている数量を求める。
③分配時の差が数量および割合で指示されている場合
基準としている数量の何倍かに対して多いまたは少ない部分に着目して、基準の何倍かにそろえる。
多い部分・・・差を引く
少ない部分・・・差を足す
基準としている数量の何倍が総量±調整量となるか整理することで、基準としている数量を求める。